参考文献に注目

参考文献に注目
いま、岩田健太郎先生の編集した「感染症999の謎」を読んでいる。20人ほどの著者が分担執筆した999の謎がQ&A形式になっている。中身もとてもおもしろいのだけれど、感心したのは参考文献の書き方。文献がJournal Articleの場合、すべてPMIDがついている。PubMedをつかえば、Single Citation Matcherを使わなくても、8桁の数字の入力だけで一発で文献にたどり着く。この本を書いた著者たちは、読者が参考文献を読むことを確信しているのだろうな、と思う。忙しい臨床医の時間を節約できるようにという配慮も感じる。できれば国内文献には医中誌IDをつけてくれるともっと良かったけれど。
そのほかにも、国立国会図書館のリサーチナビが参考文献として挙げられていたり、ライブラリアンとしては「おっ。」と思う本なのです。

感染症999の謎

感染症999の謎