青柳文庫

仙台に住んで40年以上になる。今頃になって「青柳文庫」のことを知った。ちょっと、いやかなり恥ずかしい。最初の公共図書館といわれる青柳文庫は、青柳文蔵が蔵書2万冊、金千両(これは救荒用の籾倉にも使われた)を仙台藩に寄贈して作られたものだが、身分や住所を問わず、誰にでも貸出を行っていたそうだ。戊辰戦争後に廃止されてしまったが、蔵書の一部は宮城県図書館など数館に所蔵されているらしい。
青柳文庫について調べていたら、1990年代初めに「仙台市南部に図書館を作る会」(20年前には市南部には図書館がなかった。いまは市民センターに図書館がある。)が編集し、岩手県東山町(青柳文蔵の生地)教育委員会が発行した本(小冊子)を見つけた。身近なことが意外にわかっていないと反省。
青柳文蔵とその文庫の思想像」は出版翌年に米国議会図書館(LC)から譲渡の申し込みがあったそうだ。もちろんいまもLCに所蔵されている。そこまで収集するLCもすごい。


書は賢子孫なり 日本文化史上の不滅の光青柳文庫 
https://lib-www.smt.city.sendai.jp/licsxp-opac/WOpacTifTilListToTifTilDetailAction.do
青柳文蔵とその文庫の思想像
https://lib-www.smt.city.sendai.jp/licsxp-opac/WOpacTifTilListToTifTilDetailAction.do