論文執筆を支援する無料ツール「exemplar」

シュプリンガー社が英語の論文執筆を支援する無料ツール「exemplar」を公開しました。同社ホームページ(7月1日)から引用します。

exemplar(エグゼンプラー)は、ある単語が、学術文献の中でどのように使用されているのか、シュプリンガーの1,900誌のジャーナルから用例を探し出します。
ご所属機関のご契約状況により、フルテキストまでご覧いただけます。

http://www.springerexemplar.com/にアクセスしてキーワードを入力してください。
出版年、分野、ジャーナル名などで絞り込みが可能、調べたい用語・トピックのトレンドなどもわかります。

時系列で使用統計が表示されるのが興味深いところです。「H1N1」で検索してみると、今年の新型インフルエンザを機に急激に増加しているのがよく分かります。論文執筆以外にも利用できるように思います。





類似のサービスとしては、ライフサイエンス辞書プロジェクトの「英語共起表現」があります。こちらはPubMedのコアジャーナルのアブストラクトから抽出され、前後の語について統計データを参照できます。
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/service/weblsd/conc.html?c