第6回情報プロフェッショナルシンポジウム参加記

14・15日の情報プロフェッショナルシンポジウムを聞きに行きました。少し間が空きましたが、印象に残ったお話について。

15日のトーク&トーク(パネルディスカッション)での鳥取県立図書館小林隆志氏から、県立図書館の利用者向け医療情報提供と県立病院患者図書館・鳥取大学図書館との協力(現物貸借も)についての発表が印象的でした。選書に関しては県立病院の医師や看護協会などの助言があること、患者会情報や闘病記をまとめたコーナーの設置、県立図書館でJ-Dreamなどのデータベースが利用可能なこと、さらに多くの図書館員が積極的にサーチャー試験を受験しデータベース利用のスキルアップを図っているなど、とても感心しました。(サーチャー講座・試験は鳥取に出張してくれるそうです)
政令市一つ分くらいの人口の鳥取県ですが、小さいからこそ顔の見える図書館同士の協力ができると話しておられました。
残念だったのは病院図書室(職員用)担当者との交流がないこと。病院(患者)図書室は病院図書室(職員用)を患者向けに公開し補強したもののようですが、新たに採用された司書(嘱託・常勤)のかたは患者対象の業務だけ行うそうです。


情報プロフェッショナルシンポジウム
http://www.infosta.or.jp/symposium/infopro2009sankabosyu.html